朝鮮総連北海道本部を捜索 ジンギスカン「だるま」店主ら逮捕へ

 札幌地検と北海道警外事課は5日、数千万円を脱税したとする所得税法違反などの疑いで、札幌市のススキノにある有名ジンギスカン店「だるま」や同店経営者が幹部だった在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)北海道本部、朝鮮総連系の在日本朝鮮人北海道札幌商工会など約10カ所の捜索を始めた。
 経営者や商工会幹部ら計4人を取り調べ、容疑が固まり次第逮捕する方針。
 札幌地検は脱税した金が総連を通じて北朝鮮本国に流れていた可能性もあるとみて調べる。警察当局も北朝鮮に関係する金をめぐる事件を積極的に摘発する方針を示しており、兵庫県警が昨年12月から今年1月にかけ、兵庫県商工会幹部らを税理士法違反の疑いで逮捕している。
 関係者によると、経営者らは札幌市中央区のススキノにある本店と支店のジンギスカン店2店の売り上げを少なく見せ掛け、数千万円を脱税した疑惑が持たれている。商工会幹部は無資格で税理士業務を引き受けた上、経営者から寄付名目で多額の金を受け取っていた疑いがある。

 札幌国税局の告発を受け、同地検が調べていた。捜索には同国税局も加わっている。

 ジンギスカン店は、雑誌などに頻繁に紹介される老舗で、近年のジンギスカンブームの草分け的な存在。
                                                (産経新聞 2007/02/05)

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